会長挨拶


 回復期リハビリテーション病棟の仕組みは2000年に創られ、2014年には7万床を超して増加しています。回復期リハビリテーション病棟協会は、その回復期リハビリテーション病棟をよりよいものとすることで、リハビリテーションを受ける患者さんの改善に貢献しようと思っています。

 当協会の前身は全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会であり、大田仁史会長・石川 誠常務理事の体制で2001年2月2日に開設されました。2005年4月からは米満弘之会長、2007年4月からは石川 誠会長となり、回復期リハビリテーション病棟の発展と共に歩んできました。

 2012年10月1日、一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会が設立され、全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会の事業・役割を継承しました。会長は石川 誠、宮井一郎(2013年5月~)、園田 茂(2015年5月~)とバトンを受け渡しています。

 人材育成は当協会の大目標の一つであり、全職種研修会など多数の研修会を開催し、各職種の十箇条などで規範を示しています。今後、各委員会活動を横断的に捉えて相乗作用が起こるようにしたいと思います。また回復期リハビリテーション病棟の現状を把握して今後の方策を考えるため、毎年会員の皆さまに実態調査をお願いしています。毎年の報告書はこのwebからご確認頂けます。リハビリテーションの成果発表の場としては、Jpn J Compr Rehabil Sci という誰でもwebで閲覧出来るofficial scientific journalを用意してあります。

 国からは、医療分化と連携という課題を貰っています。病床機能報告、地域医療構想など目前の変革にも対応していかなければなりません。その中で回復期リハビリテーション病棟の課題は数の充足から質の向上へと変化しています。チームとして医療に当たるのは当然であり、その上でさらにどのようにリハビリテーションの質を上げられるか、地域とどう繋がることが出来るか、皆で取り組んでいきたいと思います。訓練量増加や医療システムの効果立証のため、質の指標の明確化も喫緊の課題です。これらは当協会のみならず、リハビリテーション医療関連の諸団体と協力しながら解決していくべきでしょう。

 会員の皆さんとともに、患者さんのために進んでいきたいと思います。