巻頭言

石川 誠 回復期リハビリテーション病棟協会 相談役

リハビリテーション医療(rehabilitation medicine)は非常に多彩な領域を含み、多職種が紡ぐオリジナリティ溢れる医療であります。また、未だ検証の不十分な内容も多いという側面も持っています。

リハビリテーション医療が医療により大きな貢献をしていくためには、科学的な検証が不可欠です。日本では2000年に回復期リハビリテーション病棟("Kaifukuki Rehabilitation Ward": a govermental insurance system for rehabilitation ward for convalescent period patients) という集中的にリハビリテーションを行うシステムが導入されました。このシステムを用いる病院が集い2001年に結成された全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会は、多数の研修会を開催したり、実態調査を踏まえて提言を行ったり、リハビリテーションの発展に尽して参りました。

さらなるリハビリテーションの進歩の後押しをするために、ここにJapanese Journal of Comprehensive Rehabilitation Scienceを発刊いたします。リハビリテーションの検証結果は広く公表されるべきです。それを受けてさらなるリハビリテーションの発展が期待されます。

公表するためには雑誌等の場が必要ですが、日本ではその受け皿が不十分と言わざるを得ない状況です。冊子体として発刊する形態は利点があるものの掲載量が制限される、読者が限定されるなどの欠点を持ちます。そこで、研究者なら誰でも投稿でき、多くの読者に読んで貰えるという利点を持つインターネット公開ジャーナル(open access journal)を発行することが一番良い解決策と考えたわけです。

また、発表は国際的に周知されるべきですので、英語と日本語の二言語ジャーナルといたします。日本語で読みたいという要望と、全世界の読者に公開すべきであるという要請を共に満たす方法です。ぜひ、この新しいシステムをご活用下さい。

※2012.10.1に設立された回復期リハビリテーション病棟協会は、それまでの全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会の任務を移譲され活動を開始しました。

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更新履歴

 
2010/8/6
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