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協会について

職種別10か条・5か条

 当協会では医師、看護師、療法士、ソーシャルワーカー、栄養士などが、それぞれの立場からよりよい医療を目指した指針としての『10か条』を掲げています。



医師 10か条

1.リハビリテーションマインドを養い、穏やかな態度で患者さん・家族・スタッフに接しよう
2.職種・診療科間の壁を取り除き、リーダーとしてチーム医療を推進しよう
3.リハビリテーション医学の最新知識・技術の習得と院内啓発に努めよう
4.基礎疾患や合併症の医学的管理とリスク管理を的確に行おう
5.患者・家族に進んでわかりやすく説明し、十分な同意に基づく医療に取り組もう
6.心理的な問題やQOLにも配慮し、社会復帰を支援しよう
7.急性期や維持期(生活期)の医療機関・施設や地域の社会資源と連携しよう
8.より質の高いリハビリテーションサービスを提供できる病棟を創っていこう
9.エビデンスに基づくリハビリテーション医療に取り組もう
10.リハビリテーション医療の発展に寄与する志と誇りを持とう
※上記記載の<医師10か条>を配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。

看護・介護 10か条・5か条

看護・介護 10か条(第2版)
1.食事は食堂やデイルームに誘導し、経口摂取への取り組みを推進しよう
2.洗面は洗面所で朝夕、口腔ケアは毎食後実施しよう
3.排泄はトイレへ誘導し、オムツは極力使用しないようにしよう
4.入浴は週3回以上、必ず浴槽に入れるようにしよう
5.日中は普段着で過ごし、更衣は朝夕実施しよう
6.二次的合併症を予防し、安全対策を徹底し、可能な限り抑制は止めよう
7.他職種と情報の共有化を推進しよう
8.リハ技術を習得し生活の場のケアに活かそう
9.家族へのケアと介護指導を徹底しよう
10.看護・介護計画を頻回に見直しリハプログラムに反映しよう
※上記記載の<看護・介護10か条(第2版)>を配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。
※看護・介護10か条に関する評価表:以下改めて第2版修正版を掲載いたします。(2023.3.22)
 <看護・介護10か条評価表>
 <看護・介護10か条追加評価表>

看護5か条
1.主体性を回復させよう
2.学習プロセスを支援しよう
3.原疾患の治療に伴う合併症の予防・管理と慢性疾患のコントロールを支援しよう
4.生活不活発病(廃用症候群)の改善と予防に取り組もう
5.地域社会への移行を支援しよう
※上記記載の<看護5か条>を配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。

介護5か条
1.人生観や価値観を尊重した介護を実践しよう
2.「できるADL」を日常生活に積極的に取り入れ「しているADL」に定着させよう
3.患者・家族の思いや生活の様子を多職種へ発信しよう
4.チーム目標に沿った介護過程を展開しよう
5.身体的、精神的に負担の少ない、継続可能な介護指導を実践しよう
※上記記載の<介護5か条>を配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。

セラピストのマネジメント/PT・OT・ST

セラピスト10か条/PT・OT・ST 5か条/マネジメント 5か条)の策定、改訂について

セラピスト 10か条(第2版)
1.リハビリテーションマインドをもって専門職の使命を果たそう
2.心身機能の改善を図ろう
3.生活場面でのADL向上を促進しよう
4.ADLの獲得に向けて適切な装具・車椅子・福祉用具を導入しよう
5.患者の行動と疾病の危険徴候を見逃さず、事故や感染を予防しよう
6.カンファレンスは、定期的に多職種で開催し、今後の方向性を多職種で検討・一致させよう
7.記録や情報伝達は多職種が理解できる内容、言葉で表現しよう
8.病棟や在宅で介護を担う家族や介護者とともに、ケア方法を検討しよう
9.退院に向けての環境調整は、過不足なく行い、地域スタッフに繋いでいこう
10.患者に寄り添い、その人らしい社会参加を支援しよう

PT・OT・ST 5か条(第2版)  
<PT5か条>
1.筋力、関節可動性、姿勢バランスなどの運動機能を回復させよう
2.全身の部位・状態などを観察し、不動による疼痛・虚血を予防しよう
3.呼吸・循環機能を高め、社会生活に必要な体力の向上を図ろう
4.課題にそった運動学習を促し、実際的な基本動作を高めよう
5.ADLの自立に向けて運動療法、物理療法などを駆使しよう

<OT5か条>
1.地域生活の拡大・充実(再建)に向けて、作業(注)に焦点を当てた個別性のある支援を行おう
  ※注:作業とは、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、
    人が営む生活行為であり、その人にとって目的や価値を持つものを指す
2.ADL・IADLなどの活動を評価・介入し、主体的な生活の習慣化につなげよう
3.認知・行為、心理的側面を包括的に捉え、その人らしい作業の実現を援助しよう
4.生活行為に活かせる身体機能/操作機能の改善・獲得に取り組もう
5.自助具や福祉用具を駆使し、対象者を取り巻く環境を調整することで作業遂行を充実させよう

<ST5か条>
1.コミュニケーションを阻害する失語症や構音障害を改善し、意思疎通の向上に努めよう
2.生活の場で代償手段や環境調整等により、コミュニケーション活動を拡大しよう
3.摂食嚥下機能を高め、安全な経口摂取を支援しよう
4.すべての活動に影響を与える認知能力をとらえ、必要な情報を発信しよう
5.コミュニケーション、食事、認知の問題に関わり、その人らしい社会生活への参加を支援しよう

●セラピストのマネジメント 5か条(第2版)
1.チーム組織・業務体制を整え、改善活動を推進しよう
2.専門性・協働性・主体性のある人材を育てよう
3.データを収集・分析し、質向上に活用しよう
4.収益・費用を健全化し、適切なサービスを維持・向上しよう
5.医療安全・感染防止に努め、安全で衛生的な病院環境をつくろう

※上記記載10か条および5か条の<第2版>を配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。
※10か条および5か条各項目の説明およびチェックリストを配信しています。ご活用ください。
 10か条 5か条

ソーシャルワーカー 10か条

ソーシャルワーカー10か条の改定について

1.「相談」の専門職として、本人・家族・キーパーソンとの面接に基づいたソーシャルワークを実践しよう
2.その人らしい生活とは何かをアセスメントしよう
3.リハビリテーションチームの一員としてチームアプローチを実践しよう
4.障害を理解するプロセスを支援しよう
5.経済的課題の早期発見と継続した支援を実践しよう
6.適切な医療とリハビリテーションを受ける権利を大切に支援しよう
7.入院前の生活を理解し、入院時から本人の意向を大切に地域生活の再スタートに向け支援しよう
8.退院後の生活をモニタリングし、退院後フォローについてチームで取り組もう
9.復職や復学・社会参加に向けて本人・家族・キーパーソンを含む院内外の協働を図り、未来の生活につなげよう
10.地域の相談窓口として、最新の社会資源を把握・活用し、多様な関係機関と地域ネットワークを構築しよう
※2023年5月改定
※上記記載の<ソーシャルワーカー10か条>を配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。
 以下「ソーシャルワーカー10か条:考え方・行動指標」を併せてご活用ください。
<ソーシャルワーカー10か条:考え方・行動指標>

管理栄養士 10か条

1.栄養を食べ物で表現する職種であることを自覚しよう
2.口から食べることを推進しよう
3.安全でおいしい食事を提供しよう
4.適切な嚥下食の提供と開発をしよう
5.カンファレンスに参加し、チームの一員として貢献しよう
6.栄養状態の評価を行い、全身状態の改善及びリハビリテーション効果の向上につなげよう
7.再発予防や基礎疾患に対応する食事教育をしよう
8.在宅での食事に対する不安解消や地域・施設との充分な連携をとろう
9.自己研鑽をし、質の高い栄養管理を提供しよう
10.栄養ケアを多職種協働で介入するシステムを構築し、定期的な評価と質の向上に努めよう
※2019年2月21日改定
※上記記載の<管理栄養士10か条>を配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。

医療安全 10か条

1.安全は最優先 皆で意識し チームリハを実践しよう
2.患者・家族との対話促進 重視して 目標を共有しよう
3.倫理的ジレンマ チームで共有し 最良の解決を目指そう
4.過去の教訓 活かして学び ケアの質を高めよう
5.規則や手順 皆で合意し 決めて守って見直そう
6.コミュニケーション 職種や職場を超えて 充実させよう
7.危険予知 要点おさえて しっかり確認しよう
8.自己の健康管理 手指衛生を徹底し 感染を防止しよう
9.転倒・転落 予防して 心身活動を高めよう
10.療養環境・作業環境 整備して 安全を確保しよう
※2019年2月策定
※上記記載の<医療安全10か条>にて配信しています。
 A3サイズなどに拡大して院内掲示などにご活用ください。
<医療安全10か条のパンフレットはコチラ>